pignic cafe 浅草店

人を迎え入れ、ふれあいの場を生む“土間”

 

「Pignic cafe」は、人とマイクロブタのふれあいの場を提供している。土間は昔の古民家でよく見られた作りで、農具の手入れや保管場所、炊事のスペース、立ち話など近所との交流の場としても利用されてきたスペースである。現代では、形を変え、訪問客を気軽に迎える場所、趣味を楽しむ場所、子供の遊び場などとして使われている。そこで、pignic 浅草店では、土間のデザインを空間に取り入れ、ブタちゃんと人の新しいふれあいの場として設計した。店内は、石川県能登地方で発生した地震により被災した古民家の古木を再利用し、新しい復興支援のかたちを探ると共に、インバウンドのお客様に日本のこころを感じてもらうことができる空間をデザイン。浅草という土地柄、外国人客が多いことを踏まえ、壁画には日本で有名な浮世絵をモチーフに新たなデザインを施した。私はここで、ブタと人、日本人と外国人とさまざまなコミュニケーションが生まれることを期待する。(吉田昌弘/KAMITOPEN

 

 

「pignic cafe 浅草店」
所在地:東京都台東区浅草1-17-5 A*G asakusa 3階
オープン:2025年3月20日
設計:KAMITOPEN 吉田昌弘 鄧 冰清 鵜飼真菜
床面積:94.3㎡
客席数:8ブース
Photo:宮本啓介

 

【内外装仕様データ】
床:スラブ上長尺シート貼り(NS130830/東リ
壁:LGS下地組みPBt12.5下地AEP塗装(日塗工N-95) 腰壁/土台・木下地メラミン化粧板(LJ-10068/アイカ工業) 上面・スチール貼り メラミン樹脂焼付塗装(日塗工H22-70A) 上部・透明アクリルt3、立ち上げH400
天井:新規天井+PBt12.5下地不燃化粧材貼り(リアルデコ WRW8248/東リ
その他:フラッシュドア/木下地メラミン化粧板仕上げ(JL-10068/アイカ工業) ドリンク棚/St.t5メラミン樹脂焼付塗装 古木化粧梁(W100xH140/山翠舎) 古木柱140角(山翠舎

 

吉田昌弘/KAMITOPEN
一級建築士。1977年大阪生まれ。2001年京都工芸繊維大学工芸学部(岸和郎ゼミ)卒業。2001年タカラスペースデザイン株式会社入社。2007年KAMITOPEN設立。2008年株式会社KAMITOPEN一級建築士事務所設立。

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