IFU 黄家鮑翅

シェフの技と料理のための舞台となるオープンキッチン

中華料理とワインを提供する完全予約制のレストラン「IFU」。国内外で研鑽を積んだ2代目であるシェフが「伝統と革新が織りなす中華の新しいかたち」を提供する。インテリアデザインは、料理人とお客様が真正面に対面し、シェフの技を間近に感じることができるコンパクトな空間とした。オープンキッチンは、4メートルの天井高を垂れ壁で緩やかに仕切ることで、シェフの技が繰り広げられるステージとしての印象を作り上げ、器に広がる料理と技、最高級のもてなしが際立つ場となっている。また、店内は様々な装飾的要素を削ぎ落とし、時代に左右されない普遍的な美しさを備える石と左官仕上げで構成されている。（石丸耕平／ブラーリー）

「IFU 黄家鮑翅」
所在地：大阪府大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪 GRAND CHEFS’VALLEY南館1階
オープン：2025年3月21日
設計：ブラーリー　石丸耕平
設計協力・施工：スペース
床面積：62㎡
客席数：カウンター10席　個室4席
Photo：浅野豪

【内外装仕様データ】
床：モルタル塗り防塵塗装
壁：LGS組みPB下地左官仕上げ（デスタコ／梶原組）　垂れ壁／下地材（ダイライト／大建工業）の上木製練り付け仕上げ（ファムドオーク／安多化粧合板）　LGS組みPB下地石貼り（アナスタシアグレー／ジーエー）
天井：AEP塗装
家具・什器：カウンター／腰・左官仕上げ（デスタコ／梶原組）　天板・シーザーストーン