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内田繁氏のデザインをめぐる3つの展覧会が開催



東京の3会場で、インテリアデザイナー内田繁氏の展覧会が開催されている。それぞれの会場では、彼と関わりの深い建築家や作品を通じて、その創作の背景が紹介される。
designshop azabu(東京・麻布)では、ホテル「イル・パラッツォ」の設計を通じて親交を深めたアルド・ロッシ氏と内田氏のプロダクトに焦点をあてた展覧会が開催中。ロッシ氏がイタリアのALESSI社と手掛けた建築的思考によるキッチンウェアを展示するほか、内田氏がデザインし復刻された卓上時計「DEAR VERA Ⅰ」「DEAR VERA Ⅱ」も展示・販売。また、イル・パラッツォで使用されている照明「L’uovo」の復刻を目指したクラウドファンディング企画など、ホテルにまつわる作品を通じて両者のデザインの軌跡を紹介する。
厨子屋銀座ギャラリー(東京・銀座)では、内田氏と親交のあったチェコの建築家ボジェック・シーペック氏との二人展を開催。2006年に内田氏がシーペックのガラス工房を訪れてデザインした茶道具のほか、「オリエンタルホテル広島」内レストラン「ムーングロー」に設置されたシーペックによる天井装飾も展示される。会期中には、氏がウィーン滞在中にクリムトの絵画から着想を得た飾り鏡「Sophisticated Lady」を制作するワークショップも実施予定。
さらに、武蔵野美術大学では11月24日から「甦るポストモダン─倉俣史朗、小松誠、髙崎正治、デザインの人間主義(ヒューマニズム)」展が開催。ポストモダンのデザインや建築が21世紀においていかに有効かを問い直す内容で、期間中には長谷部匡氏と五十嵐久枝氏によるシンポジウム「倉俣史朗と内田繁」が予定されている。

 

「内田繁とアルド・ロッシのプロダクト展 – ホテル イル・パラッツォとアレッシィ」
会期/2025年10月15日(水)〜12月14日(日) 日曜定休
時間/11:00〜19:00 (土・祝は11:00〜17:00)
会場/designshop azabu   東京都港区南麻布2-1-17 白ビル1階
公式サイト: https://www.designshop-jp.com/shigeru_uchida-aldo_rossi/

 

 

厨子屋銀座ギャラリー
「内田繁 × ボジェック・シーペック展」
会期/2025年11月21日(金)〜12月27日(土) 月曜・火曜定休
時間/11:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
ワークショップ/11月22日(土)、12月13日(土) 13:00〜17:00
会場/厨子屋 銀座本店B1ギャラリー  東京都中央区銀座1-4-4 ギンザ105ビル
公式サイト: https://www.zushiya.com/blog/2656/

 

 

武蔵野美術大学 美術館・図書館
「甦るポストモダン─倉俣史朗、小松誠、髙崎正治、デザインの人間主義」
会期/2025年11月24日(月)〜12月21日(日) 水曜定休
時間/11:00〜19:00 (土・日、11月24日は10:00〜17:00)
オープニングシンポジウム/11月29日(土)13:00〜16:30
会場/武蔵野美術大学美術館 展示室3  東京都小平市小川町1-736
公式サイト: https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/22465/

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