
株式会社サンゲツと帝人フロンティア株式会社は、環境負荷低減に向けた戦略の一環として、不要となったポリエステル製のカーテンを新しいカーテンとして再生する「水平循環リサイクルシステム」の運用を開始した。
この取り組みは、日本全国に幅広い販売網を持ち、使用済み自社カーテンの回収スキームを推進してきたサンゲツと、リサイクル技術やサプライチェーン構築力を有する帝人フロンティアが連携することにより実現。両社は、使用済みカーテンと販売を終了したカーテンの余剰在庫を活用して、インテリア業界において困難とされてきたカーテンからカーテンへの水平循環リサイクルを可能とし、循環型社会の実現に貢献する。今回のシステムにより製造される商品は、2026年春にサンゲツより発刊するカーテン見本帳「2026-2029 AC」に収録予定。
これまで、ポリエステル製のカーテンはその耐久性や機能性から広く普及しているものの、生活者が不要になった際には廃棄物として処理されることが多く、サンゲツにおいては、販売終了となったカーテン商品の余剰在庫についても、焼却等に頼らない有効な活用方法の確立が求められていた。既存の取り組みとして、サンゲツでは、省エネや省資源の観点から環境に配慮した商品拡充に努めるとともに、2000年には使用済み自社カーテンを回収しリサイクルする「カーテン・エコプロジェクト」を開始し、日本全国におけるカーテンの回収スキームを構築するなど、環境負荷低減に向けて取り組んできた。帝人フロンティアでは、1995年からリサイクルポリエステル繊維「ECOPET®(エコペット)」の販売を開始。その後もさまざまな新しいケミカルリサイクル技術を開発するなど、長年にわたりポリエステルのリサイクル技術の知見を培ってきた。
「水平循環リサイクルシステム」においては、サンゲツブランドのポリエステル製100%の使用済みカーテンや、販売終了となったカーテンの余剰在庫を、ケミカルリサイクルによりポリエステル原料へ再資源化。この再生原料を原材料の一部に使用して新たなカーテンとして商品化し販売。さらに、この商品を使用後に回収することで、カーテンからカーテンへの水平循環リサイクルが可能となる。
不要なカーテンから石油由来と同等の再生ポリエステル繊維を製造するサプライチェーンの構築により、資源を使い捨てるのではなく、再び商品へと循環させることで、業界全体の環境負荷低減に貢献。カーテンの水平循環リサイクルシステムを実用化することで、カーボンニュートラルに向けた循環型社会の実現を推進していく。
サンゲツ
壁装材、床材、ファブリックを中心に、人々の暮らしを彩る商品を生みだし、快適な空間を創造するインテリア総合企業。空間デザイン提案、材料提供、在庫・配送・物流、施工といった各機能を組み合わせ、さまざまな空間に対するソリューションを提供。企業理念に掲げる「すべての⼈と共に、やすらぎと希望にみちた空間を創造する。」というPurposeのもと、「誰もが明⽇の夢を語れる世界」の実現のため、事業の中心である「空間創造」を通じて社会課題の解決に取り組み、経済価値と社会価値の創出につなげていくことを目指す。
帝人フロンティア
商社のプラットフォームにメーカー機能を併せ持つ独自のビジネスモデルにより、衣料繊維から産業資材に至る幅広い分野に向けて、市場ニーズを先取りした商品やサービスをグローバルに提供。また、サステナブルな社会の実現に向けて、ポリエステルのリサイクル技術の開発とともに、廃棄衣料品からポリエステル素材を選別・再生し、高品質なリサイクル原料を生産するサーキュラーシステム構築の推進にも積極的に取り組む。
https://www2.teijin-frontier.com/







