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MAISON & OBJET PARIS展が1月17日から開催

インテリア、デザイン、ライフスタイルの国際的な展示会であるメゾン・エ・オブジェ・パリは、今年25周年を迎える。今期のメゾン・エ・オブジェは、かつてないほど未来にフォーカスしており、新たなデザイン・ソリューションを求める業界関係者にとって見逃せないイベントとなっている。

今季のテーマは『READY FOR THE NEW GENERA-TION!(リ・ジェネレーション)』。
未来をたぐり寄せ、新たな消費動向を探求し、サステナビリティ、ローカリゼーション、ゼロ・ウェイストなど、X世代やY世代の心を掴むトレンドを解読、ホスピタリティ業界のプロに対し、顧客2.0の期待にどのように応えるかを示すために力を尽くし、あらゆる手段を講じる。
例として、Arecabio(100%生分解性でエコフレンドリーなテーブルウェア)、Honeybee Wrap(自然派の食品パッケージ)、Life Without Plastic(サステナブルな日用品)など、多くの出展者がニュージェネレーションに対するアプローチを示す。

最も注目すべきプロダクトを展示する「WHAT’S NEW?」は、メゾン・エ・オブジェを特徴づけるコーナー。今季の「WHAT’S NEW」は、エリザベス・ルリッシュ、フランソワ・ベルナール、フランソワ・デルクローといったトレンドセッターやデザイナーによって、全体のテーマであるリ・ジェネレーションを反映する形で提案される。
ホール3の「Share(シェア)」ゾーンでは、エリザベス・ルリッシュが自然の要素(植物、鉱物、土、火、水)を基調としたキッチンやテーブルウェアの世界を提案。Forest Fever(フォレスト・フィーバー)、Sea Shore(シー・ショア)、Stone Age(ストーン・エイジ)の3つのテーマに基づく展示を探索することにより、自然から取り入れたスタイルや素材がどのように食体験を変化させることができるのかを発見することができる。
ホール4の「Living(リビング)」ゾーンでは、「Alive!(アライブ!)」というキーワードを基に展示。フランソワ・デルクローは、Mineral Memories (鉱物の記憶) 、Plant Symbiosis (植物の共生) 、Organic Life(有機生命)など、地球上の主たる生命を通じてメゾン・エ・オブジェのイノベーションの数々を探検する生態系をデザインした。これらのテーマは、岩の持つ力、植物の知性、ウェルビーイングを思わせる3つの非常にクリエイティブなリビング環境によって描き出される。
ホール2の「Care(ケア)」ゾーンでは、寝室や浴室を想定した「Ritual(リチュアル)」というテーマ。フランソワ・ベルナールは、様々なオブジェの美しさによって強く特徴づけられるこれらのプライベートな空間を3つのデザインテーマを基に展示。「Manual(マニュアル)」は手工芸的なスタイルやラスティックなエレガンスに敬意を表す。「Contemplative(瞑想的)」は、落ち着いたラグジュアリーなミニマリズムにフォーカス。「Expressionist(表現派)」は、1950年代のモダンアートやその時代の偉大な画家たちが愛した地中海的な色彩にインスピレーションを得ている。

会期中には、世界で最も影響力のあるホテル・デザイナーの1人、ピエール・イヴ・ロションによる30年に渡るラグジュアリーなホテル業界での経験談を聞くことができる。また、インテリアデザイナーのHeidi Pettersvoldが、ヨーロッパ初の水中レストランUnder(ノルウェー)のオープンに至る驚異の道のりについて語るほか、「ミレニアル世代の期待に応えるためにホスピタリティをどのように再発明するか?」という重要な問いについて、アコールのデザイン・マネジャーを務めるDamien Perrot とX世代とY世代に特化した経験価値マーケティングやデジタルマーケティングについて執筆・研究をしているWided Batat の2人が討論を交わす。またHumbert & Poyetのデザイナーが、本物を追い求めるグローブトロッターについて考察。そして、クリエイティブなシェフ、ピエール・サン・ボワイエ(パリのピエール・サン)、神崎千帆とマルチェロ・ディ・ジャコモ(パリの1つ星レストラン、ヴィルチュス)が、「若きシェフたちは地球を救えるか?」というテーマで論議を交わす。
これらの討論会は、常にメゾン・エ・オブジェで最も人気のイベント。ホテル・レストラン業におけるインテリアデザインの動向について、新鮮な見解を得ることができる。

 

メゾン・エ・オブジェ・パリについて
メゾン・エ・オブジェは、1995年にスタートしたライフスタイル、インテリアデコレーション、デザインといった業界関係者が一堂に会する国際的な展示会。会場には毎シーズン約3,000社の企業が出展し、85,000人以上の来場者(うち半数が国外からの来場者)を迎えている。ビジネスにおける様々な出会いを生み出し、デザイン界の才能を発掘するこの展示会は、現在と未来のトレンドを読み解き、年に2回新しいインスピレーションを提案している。

 

MAISON & OBJET
会期:2020年1月17日(金)~21日(火)
時間:9:30~19:00(最終日は18:00まで)
会場:パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場(ZAC Paris Nord 2, 93420 Villepinte, France)
問い合わせ:メゾン・エ・オブジェ日本総代理店 株式会社デアイ/(03)3409-9495

https://www.maison-objet.com/en

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