日本エムテクスは、アサヒ飲料と共同で、CO2吸収材を原料とした「二酸化タイル」を開発した。
二酸化タイルは、空気中の「CO2を食べる自販機」として、吸収した吸収材と高炉スラグを主原料とするサステナブルな無焼成内装タイル。タイル原料の90%以上がアップサイクル素材で構成され、環境負荷の少ない製造プロセスで生産される。
また、デザインと環境を両立するために大きく以下の3つの特長がある。
1)製造時に焼かないタイル
一般的なタイルでは1200度~1300度ほどで焼成するが、二酸化タイルはモルタルを硬化さて製造するため、製造時の排出CO2を軽減することが可能。
2)カーボンエミッション削減
CO2を吸着した廃棄原料を主原料とし、かつ製造時の排出CO2が少ないため、製品LCAでカーボンエミッション低減となり、一般的なタイルに比べて90%ほど排出CO2が低くすことが可能。
3)主要成分が環境負荷の少ない素材
主要成分はCO2吸収材と高炉スラグで、独自の配合と強化繊維を配合しているため、強度が強く、またグリーン系の着色には緑茶製造時の茶殻、ブラウン系の着色にはコーヒー粕を使用することで環境負荷を減らすことができる。カラーはプレーン、コーヒー、グリーンティーの全3色展開。
日本エムテクス「二酸化タイル」
サイズ:W300×300mm 厚み12.5mm
カラー・品番:プレーン/CO2F300-PL コーヒー/CO2F300-CF グリーンティー/CO2F300-GR
施工可能面積:約0.72m²/箱(8枚/箱)
定価(材料):10,000円(税抜)
日本エムテクス
https://nmtecs.jp/