DESCENTE 新丸ビル

ブランドのアイコンと製品の機能美を空間に表現

 

スキーウェアへの挑戦からスタートしたDESCENTE。そこから生まれた多様な製品を取り扱う店舗として、東京駅近くに位置する新丸ビル店のインテリアデザインを担当した。DESCENTEが最も大切にする哲学「機能美」を表現するため、ステンレス、面発光、ガラスなどの素材を中心に構成。また、3つの矢印からなるスピリットマークからヒントを得て、店舗を特徴づける素材として「45度」傾斜した左官材の櫛引やヘリンボーン貼りの床を各所に採用した。ブランドロゴであるスピリットマークはスキーの基本技術である「直滑降」「斜滑降」「横滑り」を意味するものであり、ブランドの果敢で積極的な姿勢を表現している。斜めに櫛引した左官材は、「圧雪したてのゲレンデ」を連想する仕上げとなった。
ものづくりの原点を大切にしながら、時代の要求を先取りし製品化してゆくDESCENTEの思想を空間的に表現することを目指した。(鬼木孝一郎/ODS

 

 

「DESCENTE 新丸ビル」
所在地:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング4階
オープン:2025年6月27日
設計:ODS 鬼木孝一郎 加藤葉月
床面積:153.82㎡
Photo:太田拓実

 

【内装仕様データ】
床:レベル調整のうえ塩ビタイル貼り(マティルフラットM B W-546/田島ルーフィング、ノームオーク W D-2064/サンゲツ
壁:LGS組み不燃PBt9.5二重貼り下地特殊左官仕上げ(ユニプラルC L櫛引 櫛コテ000/ゲーテハウス) SUSバイブレーション貼り 特殊EP塗装
天井:スケルトン天井 LGS組み不燃PBt12.5下地光膜天井(防炎光膜/八木鋼材) EP塗装

 

鬼木孝一郎/ODS
一級建築士、デザイナー。1977年東京都生まれ。少年時代を英国で過ごし、早稲田大学にて建築を学んだ後、組織設計事務所の日建設計に勤務。その後、デザインオフィスnendoに移り、10年間に渡りチーフディレクターとして国内外の空間デザインを手がける。2015年に独立し、鬼木デザインスタジオ(ODS)を設立。 現在、建築・インテリア・展示会の空間デザインを中心に多方面にて活動している。一級建築士。International Design Awards 金賞(2020)、Sky Design Awards 金賞(2020)、日本空間デザイン賞銅賞(2020)等、受賞歴多数。 2019年に銀座のギャラリー「THE GINZA SPACE」にて個展「CORD/CODE」を開催。

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