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イヨベ工芸社が新たな家具ブランド「IYB.」を発表

 

撮影:小川真輝 提供:IYB. / イヨベ工芸社

イヨベ工芸社は、上質な住空間を対象とした新ブランド「IYB.(アイワイビー)」を立ち上げ、2025年12月から販売を開始する。このブランドは、1964年創業以来、宮内庁や迎賓館、国会議事堂に家具を納入してきた実績を持つ同社が、高度な技術と美意識を基盤に、デザイン性とクラフトマンシップを融合した新たな家具の価値を提案するもの。
同社では、イス張り、木工、塗装、裁断・縫製まで、木製家具づくりに必要な工程を自社工場内に集約し、一貫生産体制を築いている。現在は100名を超える技術者が在籍し、そのうち70名以上が国家資格を保有。創業者・五百部喜作が、1958年に当時の皇太子(元・上皇陛下)のご成婚に際し馬車のシート張替えを担当して以来、「伝統技術の継承」と「革新技術への挑戦」を理念に掲げ、国内外のデザイナーとの共同開発やOEM生産、特注家具製作を通じて高い評価を得てきた。
今回発表されたIYB.は、同社が掲げる「Bespoke Furniture」をコンセプトに、テーラーが一着のスーツを仕立てるように、使い手の美意識や体格、ライフスタイルに寄り添い、素材や仕上げ、張りの張力、構造に至るまで細やかに調整するものづくりを行う。
初期ラインナップは、ソファ、ローテーブル、チェア、ダイニングテーブルなど25点。木の温もり、革の柔らかさ、石・金属・ガラスなどの異素材が調和する家具を展開する。プロダクトデザインは、国内外で活躍する3名のデザイナー、松岡智之氏、清水慶太氏、進藤篤氏が担当。ブランドステートメント「Timeless beauty, crafted in every moment.」に示されるように、素材の表情が時と共に深まること、職人の手仕事がもたらす確かな品質、暮らしの中に息づく静かな美しさを重視する。風や木漏れ日、雨音といった日常の情景を家具に映し込み、使い続けるほどに愛着が育つ存在となることを目指している。

 

イヨベ工芸社
www.iyobe.com/

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