株式会社サンゲツは、日本の壁装材文化の魅力を再発見し、これからの壁のあり方を提示する企画展「壁を装う展 – Wall Covering and Beyond」を、2025年11月29日から12月5日まで、東京・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTで開催する。
本展は、サンゲツがコンテンポラリーデザインスタジオ「we+」と共に進めてきた、壁装材をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトの成果を発信する場となる。日本の壁紙が、自然環境や海外文化との交流を背景に、独自の進化を遂げてきた歴史に着目し、素材や技術、美意識の変遷をひもときながら、現代、そして未来へとつながる壁装材の可能性を浮かび上がらせる。会場は、壁紙の製造工程を実物展示で紹介するイントロダクションや、「石」「土」「木」「紙」「織」といった素材の視点で分類した壁紙の系統図、日本独自の進化を物語る壁紙見本帳のアーカイブ、さらに“これからの壁紙”の可能性を示す展示など、4つの構成で展開。サンゲツが長年にわたり蓄積してきた数万点に及ぶアーカイブを通じて、「壁を装う」という文化の奥行きを体感できる内容となっている。

「壁を装う展 – Wall Covering and Beyond」
会期：2025年11月29日（土）〜12月5日（金）
時間：10:00〜19:00（会期中無休）
会場：21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3　（東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン）
入場料：無料
主催・企画：サンゲツ
ディレクション・プランニング・リサーチ：サンゲツ、we+（安藤北斗、林登志也、関口愛理、猪上気広）
空間デザイン：we+
グラフィックデザイン：STUDIO TATSURO SHOJI
撮影：digni photography、BOUILLON INC.
施工：椿や
問合せ：https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20251027134832.html