Tokyo Venture Capital Hub / 麻布台ヒルズ

企業と人が集まり交流する“巣”となるコワーキングラウンジ

 

麻布台ヒルズガーデンプラザにできた「Tokyo Venture Capital Hub」は、日本初のベンチャーキャピタルの集積地である。総勢70社が集う会員制コワーキングラウンジを計画することとなった。
5階ラウンジはベンチャーキャピタリストが集うハレの社交場であり、アジトとなるようにNEST(巣)をコンセプトとして用いた。またこの建物は建築家ヘザウィック氏が日本で初めて手掛けた建築である。そのため、建築のユニークさが出るサッシュのピッチをインテリアに持ち込み、直線に角度をつけることで3次元の形状を建物内に呼び込んだ。全体がつながりながらフレキシブルに空間を組み替えて活用できるようにガラス間仕切りで部屋間を区切り、セミナー、パーティー、コワーキングなど自由に組み替えられる設えとした。
4階ラウンジはコワーキングのほかスモールオフィス、ミーティングルーム等で構成される。コンセプトはROOF&WALL。屋根のもとに集う日常の場をイメージした。居住性を高めるため、屋根の下に個室を配置しながら、その壁に隙間をつけることで部屋の内外が地続きにつながり気持ちの良い、広がりのある場になるようにデザインした。また屋根を設けそれらを回遊するように壁を分散配置することで、空間の裏と表をつくり多様な居場所をつくり上げた。マテリアルを多用し場所ごとの居心地を個別に演出しながらもローコントラストでデザインをまとめることで、多様でありながらまとまりのある上質な空間を目指した。(佐藤 航/WATARU ARCHITECTS

 

 

「Tokyo Venture Capital Hub / 麻布台ヒルズ」
所在地:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 4、5階
オープン:2023年11月24日
設計:5階・コクヨWATARU ARCHITECTS 佐藤 航 藤田 敦
4階・WATARU ARCHITECTS 佐藤 航 HACHIDO 轟木徳八 轟木春花
照明計画:大光電機 山田圭太郎(5階) モデュレックス 田中一行
床面積:5階350㎡ 4階660㎡
個室数:5階4室 4階16室
Photo:ナカサアンドパートナーズ 山本慶太

 

【内外装仕様データ】
床:OAフロアウレタンクリア塗装7分艶(5階) タイルカーペット(インターフェイス
壁:PBt12.5下地岩綿吸音板指定色塗装(5階) PBt12.5+9.5下地左官材乾式工法(ジョリパット/アイカ工業
天井:スケルトン天井A工事塗装色(5階) PBt12.5下地リブ付岩綿吸音板t19指定色塗装(4階)
その他:5階/家具(コクヨ) 4階/家具(住商インテリア

 

佐藤 航/WATARU ARCHITECTS
WATARU ARCHITECTS 代表。一級建築士。1979年、神奈川県生まれ。2003年、東京工業大学大学院卒およびコクヨ入社。2018年、クリエイティブデザイン部部長に着任し、WORKからLIFEへ、スケール横断のデザイン領域拡張をチームを率いて推進。2023年、コクヨ退社、株式会社WATARU ARCHITECTS設立。

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