森のオフィス – アクアプランネット 松阪本社屋
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木々の間に佇む事務所建築です。 ここでは、周辺の街並みや、刻々と変化する木々の移ろいを身体で微細に感じ、働く人が最適な居場所を動物的に選択する、そんな執務環境を目指しました。
倉庫やキッチンといった閉鎖的な機能の「小屋群」と、季節感のある「庭群」を一体的に計画し、連続した大空間を作りました。そこでは、様々な大開口が街並みと庭の風景を切り取り、鏡面天井と淡い彩度の家具によって、四季の色付きを内観に取り込んでいます。その結果として、不均質で多様な居場所群が敷地全体に広がります。
本計画では、時間と場所によってつくられる「環境」と「身体」が本来の関係を見直し、これを快適な執務空間として再構成しました。これを実現しているのは、建物だけでなく、庭や家具など、異なる要素を一体的に捉えた設計、分野を横断する設計手法です。(菅原大輔/菅原大輔建築事務所)

森のオフィス – アクアプランネット 松阪本社屋

所在地:三重県松阪市
オープン:2011年12月
敷地面積:1,193.30 ㎡ /348.01 ㎡
Photo:ナカサ&パートナーズ
Designer:

菅原大輔 SUGAWARADAISUKE建築事務所 ○プロフィールへ