芝公園サービスアパートメント
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高速通り超しに東京タワーと芝公園が広がる東京らしい場所にサービスアパートメントを新築するにあたり、全体コンセプトと外装、エントランス、ラウンジデザインを担当した。
大使館が多く存在し、立地柄、観光・ビジネスを含め外国からの来訪者が多い為、そういったターゲット層に対し、分かりやすい東京の定宿としての利用を目指した。歴史的にも由緒ある旧跡があり、昔は大名屋敷が連なり東京湾から川に沿って商品が運ばれ商業の中心地であった。そんなカルチャーを意識し、かつての活気をそこに吹き込むべく“江戸町屋”を建物全体のデザインコンセプトとした。板塀をイメージした木目調の手摺や木格子、土壁、瓦の様な黒いタイルを外装に施し、日本を感じる造りとしている。内部空間では、エントランスを路地のイメージにし石畳をガラスで光らせる事で、その先を期待させるデザインとした。また、2階のラウンジでは、天井の低い日本家屋同様、光を低い位置に配置し外光を障子超しで内部に取り込み、宿としての落ち着いた雰囲気を出している。(座間 望/ZA DESIGN Inc.)

芝公園サービスアパートメント

所在地:東京都港区芝公園
オープン日:2017年11月1日
床面積:110㎡
photo:ナカサ&パートナーズ
Designer:

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