ANTHEM美容室
  • 美容サロン
  • 茨城

「扉」

扉を開けるとき、人々は様々な感情を持つ。
それは、緊張であったり、不安であったり。。

美容室は形あるものを売っている店ではないため、お客様は期待と不安と緊張といった様々な感情をもっている。
そして、美容室に行くと、ミラーの前でカウンセリングを行い、シャンプーブースに行き、その後セット面へ通される。
その際にお客様の心の扉を開くように、スタイリストがミラーの扉を開くことで、お客様の不安や緊張を和らげる事が出来る空間を提案した。

また、美容室は様々な業種の中で、インテリアに固定のイメージがない数少ない業種である。
その為、美容室のインテリアとして最も使用されてきた色は「白」である。

そこで、私は、「白い空間」にあらゆるイメージを着せ替える事の出来る空間が出来ないかと考えた。

実際には、シャンプーブースの3面をミラー貼りとし、残りの1面にプロジェクターで数種類のマテリアルを投影することによって、着せ替えの出来る空間を作り出した。
その結果、お客様はシャンプーをする前と後では、異なる空間を体験することが出来る事となった。

ANTHEM美容室

設計:株式会社KAMITOPEN一級建築士事務所
施工:タブスタジオ
所在地:茨城県ひたちなか市はしかべ2-3-2
規模(㎡):260平米
Photo:宮本啓介
Designer:

吉田昌弘 KAMITOPEN ○プロフィールへ