ピッツァマン

 中目黒にあるピッツェリア「聖林館」の柿沼進氏による新店。今回の店は、聖林館とは対極にある造りで、ランチメニューが350円からの明るくてカジュアルな店となっている。端部のシャッターを開けると、内部が外から見通せるようになる。きっかけは、柿沼氏のつくるピザに魅せられた大井町近辺の土地開発をしている企業の担当者が、所有している細長い土地を生かすために声を掛けたことに始まる。ローコストで短期間の完成を実現させる案として、柿沼氏は“カマボコ兵舎”の形を提案した。土地オーナーの大学で終戦直後にカマボコ兵舎を仮校舎として使っていたということもあり、すぐにゴーサインが出て、実現に向かって動き出した。フードも建物もローコストであるが、ピザの味は妥協できないので、薪釜の造りは聖林館とまったく同じである。釜の外装とオーダーカウンターも同じ倉田光吾郎氏が戦車をモチーフにしてつくり上げた。〈渋谷  聡/アーキテクチュラル・サイエンス、文責BAMBOO

 

  • 「ピッツァマン」
  • 所在地:東京都品川区大井1丁目11-8
  • オープン:20106
  • 設計:アーキテクチュラル・サイエンス 渋谷 聡
  • 床面積:124.43
  • 客席数:43

 

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