cocoon

「歴史の融合」
銀座に「Cocoon」という、2000年に創業し21年間営業してきた店があった。今回はコロナ禍のなか、風通しが良く気軽に立ち寄ることが出来る店づくりに取り組むことにした。場所は、銀座の中でも道路も含めて営業できる希有な立地の銀座8丁目の高架下。そこに「Cocoon」で創業より使用されてきたカウンターを移設し、店舗のどこからでも入ることが出来るよう設置した引き戸に新たなデザインを試みた。実際にはファサードを全て引き戸にし、それぞれの足下に透明ガラスの店名を入れることによって、店内の混み具合の情報発信と入り口の役目を同時に持たせている。また、店内の壁面はモザイクタイル仕上げとしたが、オープン時にはあえて仕上げず、店主が1粒ずつ買って、貼って頂くことで完成に近づいていくデザインとした。ここで20年間の歴史が、さらに紡がれていくことを望む。(吉田昌弘/KAMITOPEN

 

「cocoon」
所在地:東京都中央区銀座8-10先 銀座ナイン1号館
オープン:2020年11月20日
設計:KAMITOPEN 吉田昌弘
床面積:15.33㎡
客席数:カウンター8席
Photo:宮本啓介

【内外装仕様データ】
床:客席/既存床下地調整の上タイルカーペット貼り(GX3705/東リ
壁:LGS組みPB下地塗装仕上げ 施主によるによるモザイクタイル貼り(ヴィルシル/オルスタンダード、シエル/名古屋モザイク工業 他)
天井:既存下地PB捨て貼り+SUS鏡面t1.5mm
家具・什器:カウンター天板/移転前の店舗のものを再利用 腰/モザイクタイル貼り(Ilmare/Maristo
その他:ファサード引き戸/銅製下地フィルム貼り(ダイノックフィルム/3M)+ガラスはめこみ


吉田昌弘/KAMITOPEN
一級建築士。1977年大阪生まれ。2001年京都工芸繊維大学工芸学部(岸和郎ゼミ)卒業。2001年タカラスペースデザイン株式会社入社。2007年KAMITOPEN設立。2008年株式会社KAMITOPEN一級建築士事務所設立。

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