YAMAGIWA OSAKA

照明メーカーとして100年の歴史を誇るYAMAGIWAの大阪ショールームの移転リニューアルのプロジェクトです。亀倉雄策デザインの YAMAGIWAのロゴマークに象徴される放射状に広がる光線のイメージから、空間を繊細な線の集合体で構成しました。天井には木ルーバー、パーティションとして障子のような柔らかな光を通すバーティカルルーバーを用いています。また、モルタル壁やフローリングには真鍮棒を埋め混んで磨き、照明の光を受けて金糸の織物のように煌めく光の線を表現しました。これからグローバルブランドとして日本から世界に発信するYAMAGIWAの新しいショールームとして繊細な表現や、光と影、ニュートラルでありながら日本を感じさせる空間としました。光を中心としたライフスタイル提案を見せるショールームとして住宅のようなヒュマンスケールを感じさせるために、天井の木ルーバーは角度と高さを自在に変化させることができるようにし、自由に位置を変えられるバーティカルブラインドと組み合わせ、緩やかな分節感を作り出し、場所ごとに雰囲気を変化させることができるようになっています。イベント時には天井をフラットにするなどパブリックな大空間としたり、シーンに合わせて空間を変化させることで、来た方に常に新鮮な体験を提供ができるショールームを目指しています。(永山祐子建築設計

 

「YAMAGIWA OSAKA」
所在地:大阪市中央区南船場3-5-8 オーク心斎橋ビル1階
オープン:2022年2月4日
設計:永山祐子建築設計 永山祐子 小森陽子 近藤弘起
床面積:257.4㎡
Photo:表恒匡

【内外装仕様データ】
床:モルタル金鏝押さえ+真鍮t5目地埋め研ぎ出し パーチクルボードt20+コンパネt12下地 複合フローリング貼り(ABグレードHS oak155/望造)一部t5真鍮目地埋め込み
壁:モルタル金鏝押さえ 一部真鍮t5目地埋め研ぎ出し
天井:EP塗装N30つや消し
家具・什器:一部真鍮t5目地埋め込み塗材仕上げ(モールテックス) 特殊塗装(Haymes paint SURFACE_BLOOM/スタジオアナグラム) 可動木ルーバー/杉材不燃加工+染色(中部メンテナンス) バーティカルルーバー/アクリル板t2+表面和紙シート(ハルワーロン LP-52/ワーロン)+裏面マットシート ガラスパーテーション/強化ガラスt10会議室側グラデーションシート貼り(ホワイトフロスト/クラウドポイント)+ショールーム側真鍮箔シート貼り(BLS-004/中川ケミカル) 遮光カーテン/ウェーブ紐びき(DimmerⅣ−406/クリエーションバウマン) エントランスガラスドア/ドアハンドル(G620 ストーンブラストL=1300/ユニオン


永山祐子/永山祐子建築設計
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「丘のある家」「豊島横尾館」「女神の森セントラルガーデン」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK 前橋」など。JIA新人賞(2014)、山梨県建築文化賞、東京建築賞優秀賞(2018)、照明学会照明デザイン賞最優秀賞(2021)など。現在、新宿歌舞伎町の高層ビル「TOKYU KABUKICHO TOWER」(2022)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。

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