LIVERANO & LIVERANO 大阪

イタリアを代表するサルトリア「LIVERANO & LIVERANO」の国内初となる旗艦店のショップデザイン。日本の風土に根付いて欲しいというブランドの思いから、「和」を感じるショップにすることを求められた。そこで、空間を構成する主な要素として檜材の格子を採用。什器、パーテーション、天井などに檜材の格子を用いることで、ショップ全体に統一感と奥行き感を与えた。壁面什器に取り付けられた格子引き戸は、簡単に動かすことができ、状況に応じて見せる商品を変えることができる仕掛けとなっている。グレーの左官材で仕上げた店内奥の空間は、フィッティングスペースと工房カウンターとなっている。壁や什器の一部を曲面とし、包み込まれる柔らかさを感じる空間とした。カウンター上部に設置した特注照明器具は服をかけるハンガーパイプの役割もはたすものとなっている。小さな店舗でありながら、クローゼットの中を探しているような楽しさと、じっくり商品と向き合う心地良さを感じる空間を目指した。(鬼木孝一郎/ODS

 

「LIVERANO & LIVERANO 大阪」
所在地:大阪府大阪市中央区北浜3-2-4
オープン:2022年3月1日
設計:ODS / 鬼木デザインスタジオ 鬼木孝一郎 藤木景介
床面積:85.6㎡
Photo:太田拓実

【内外装仕様データ】
床:オーク複合フローリングW150貼り 一部タイル貼り
壁:LGS組み不燃PB下地檜突き板+角材18×20 一部左官材仕上げ(ジョリパット/アイカ工業
天井:LGS組み不燃PB下地EP+木ルーバー・St下地檜突き板貼り
家具・什器:カウンター/木工下地ホワイトアッシュ突き板貼り ディスプレイテーブル/SUS金属光沢焼き付け塗装(真鍮色)
その他:格子戸/檜角材18×20


鬼木孝一郎/ODS
一級建築士、デザイナー。1977年東京都生まれ。少年時代を英国で過ごし、早稲田大学にて建築を学んだ後、組織設計事務所の日建設計に勤務。その後、デザインオフィスnendoに移り、10年間に渡りチーフディレクターとして国内外の空間デザインを手がける。2015年に独立し、鬼木デザインスタジオを設立。 現在、建築・インテリア・展示会の空間デザインを中心に多方面にて活動している。一級建築士。International Design Awards 金賞(2020)、Sky Design Awards 金賞(2020)、日本空間デザイン賞銅賞(2020)等、受賞歴多数。 2019年に銀座のギャラリー「THE GINZA SPACE」にて個展「CORD/CODE」を開催。

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