Satin

アールデコを現代的に表現した隠れ家的バー

東京・赤坂のにぎやかな街の地下1階にあるバー「Satin(サテン)」。混沌の中にひっそりとたたずむこのバーは、アールデコを現代的に解釈したニューヨークスタイルのバーです。モノトーンの素材に深いダークグリーン色の壁、メタルのアクセントが特徴的なメインのバーエリア。中央にある黄金のアーチは、既存として残っていた建造物を再生したものです。バーの象徴として存在し、アールデコの幾何学模様と東京のシンボルである銀杏の葉を連想させるモチーフを、特注の和紙で製作し、全面をゴールド色で覆っています。バーの奥は、ひっそりとしたプライベートラウンジに繋がります。様々なテクスチャーとトーンの青をふんだんに使ったエレクトリックブルーの空間は「ブルールーム」と名付けられ、隠し扉を開けると、くつろいだ隠れ家的な一室へと導かれます。「Satin」という名に由来する、高級感ある洗練された色彩と質感、触感ある素材を最大限に活かした、マキシマムな(Maximalist)アプローチで、アールデコの隠れ家にいるような別世界体験をすることが出来る空間になっています。(Vyvial Suzuki Studio

 

「Satin」
所在地:東京都港区赤坂3-12-3 赤坂丸山ビル 地下1階
オープン:2022年8月25日
設計:Vyvial Suzuki Studio
床面積:150㎡
客席数:約50席
Photo:橋原大典

【内外装仕様データ】
床:バー/セラミックタイル貼り(カバストーン/マリスト) Bule Room/ウッドフローリング貼り(HS Oak Blue 青色塗装仕上げ/望造) WC/セラミックタイル貼り(Charmant/平田タイル
壁:バー/PB下地塗装仕上げ(グリーンブラック) Bule Room/PB下地クロス貼り(Apollo/マナトレーディング) WC/PB下地モザイクタイル貼り(GALAXY/平田タイル) クロス貼り(Melodic/マナトレーディング
天井:バー/メタル水面パネル ゴールド色(ザ・ヴィンテージハウス) アーチ・和紙(Wajue


Valerie Vyvial + Erika Suzuki/Vyvial Suzuki Studio
国内外での経験を基に、東洋と西洋の思想を取り入れた独自の視点で、バイリンガルのデザインスタジオとして活動。建築からインテリアデザイン、グラフィック、ブランディングまで、幅広い分野でサービスを提供。“クライアントのニーズ、リサーチ、創造的好奇心をバランスよく満たす探究的なアプローチから、空間とデザインを通じストーリーを伝えること。”をミッションとしている。

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