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「学芸大学高架下のリニューアルプロジェクト」が2024年に向け進行中

東急電鉄が2021年より進めている「学芸大学高架下のリニューアルプロジェクト」の施設が、2023年秋から2024年春にかけて順次オープンする。同プロジェクトは、高架下建物の老朽化に伴う補修の必要性や高架下の暗いイメージの改善を望む声、周辺のまちづくりを契機として始動したもの。対象エリアは、五本木から碑文谷公園周辺までの約1km。「南北1kmの‘まちの縁側’」というコンセプトを掲げ、高架下をひとつの大きな縁側に見立てて、お気に入りの居場所、仕事場・友人と会うための場所がうまく混ざり合うような場所を目指す。
2023年冬には、駐輪場の2階のロフトスペースを、小規模オフィス棟にリノベーション。新しいサービスやブランドを展開するスタートアップや、それらを支える士業が集まるビジネスの新拠点「スモールオフィスエリア」がオープンする予定。また、2024年春には、気軽に立ち寄れるカルチャーショップや、店主の個性が光る飲食店、こだわりのテイクアウト店など、学大の“ローカル”を感じられる店舗が集結する「カルチャー&フードエリア」が誕生。ベンチや植栽が設けられ、テラススペースも充実し、夜だけでなく朝や昼も滞在できる公園のような施設へと生まれ変わる。その他、碑文谷公園に隣接した現在の駐車場エリアは、店舗とコワーキングスペース、アトリエ、オープンスペースを備えた複合施設「未来共創エリア」になる。10年先の社会を見据えた新しい価値やサービスを、店主やワーカー、クリエイター、住民がコラボレーションしながら創造していくという。飲食店やスナックが軒を連ねる「学大横丁」は、照明を明るくしたり、外部空間が見直されたりと、より居心地のいい空間へとアップデートされる。「学大市場」は、食料品スーパーや各国料理店、カフェ、物産スペースなど「食」を中心にした多機能型マーケット。一部のエリアがリニューアルを経て、買い回りがいま以上に充実するという。加えて、テイクアウトしたものを食べたり、ひと休みできるベンチ、フリーマーケットやマルシェなど、多くの人が集まれるオープンスペースや、誰でも“小商い”にチャレンジできる「TRY STAND」、街頭を増やして夜でも安心して歩けるような照明改善のほか、イベント告知や仲間集めなど、気軽にまちへのお知らせができる「みんなの掲示板」も設けられるという。
2026年には、世田谷区が行っている新道(補助26号線)が完成する予定となっており、それにあわせて学芸大学駅周辺は今後柔軟に刷新を続けていく計画だ。

 

「学芸大学高架下リニューアルプロジェクト」
時期:2023年秋~2024年春
所在地:東京都目黒区鷹番3-2他
https://gakudai-koukashita.com

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