GNUS Office

新たな働き方を醸成しコミュニケーションを生むオフィス

株式会社GNUSの新オフィスは、六本木の複合施設「Kant.」への居抜きでの入居であったが、「マテリアルと設計者をリレーする」という試みがなされた。改装前の空間でパーティションとして使用されていた木単管820本は、ビルが3年後に解体されることもあり、簡単に解体・転用できるつくりであったため、オフィス什器として形を変えて活用し、トーン&マナーは、基本的に元々の空間をベースとしている。また、私たちは、ビル自体のコンセプトに共感し、入居前の空間を設計したSPEAC・YASUSHI YAMANOI ARCHITECTSにプロジェクトへの参画を依頼し、前後の設計者がリレー形式で空間のアップサイクルを行っている。一方、DX・デジタルプロダクト開発企業であるGNUSは、社員だけでなくクライアントやフリーランスまで含めてオフィスに出入りするため、適度な距離感を保ちながらも横断的なコミュニケーションをとることが課題であった。そこで、フロア中央に360度回転するコの字形のホワイトキューブ「GNUS DICE」を設置し、エントランス・来客・執務・会議室の4エリアの境界として存在しながらも、開口部が向いたエリアを拡張させる機能を持たせた。「GNUS DICE」内は、コタツやプレイルームなどスモールスタートで新たな働き方にチャレンジできる実験の場にもなっている。オフィス内には、木単管をリユースして作られた家具を中心に、ハイカウンター席・大テーブル・ソファベンチ席・集中席・土足禁止のリラックスルーム・会議室・フォンブースといったバリエーション豊かな席が用意されており、GNUSの目指す「自由な働き方」「多様な人が集まる企業」を実現する工夫を随所に施している。(石井一東/ambos

 

「GNUS Office」
所在地:東京都港区六本木4-8-5 和幸ビル3階
オープン:2023年2月
設計:石井一東(ambos) 杉田大輔 tact
協力:動画製作/SIGMA SUDO  アート/ambos 瀬戸一誓
床面積:306.4㎡
Photo:堀越圭晋(エスエス

【内外装仕様データ】
床:モルタル金ゴテ仕上げ 防塵着色塗装 せっ器質タイル貼り タイルカーペット(田島ルーフィング
壁:AEP塗装 OSBボード 吸音パネル(CUT JAPAN
天井:OSBボード 羽目板貼り 一部スケルトン
その他:家具・什器/vitra maruni コクヨ


石井一東/ambos
1987年生まれ。名古屋大学工学部を卒業後、建築設計事務所勤務を経て、名城大学理工学研究科建築学専攻修士課程を修了。2015年よりコクヨ勤務。2020年ambos(アンボス)設立。2022年株式会社ambos設立。BAMBOO AWARD SILVER、DFA Design for Asia Award、GOOD DESIGN AWARD、Sky Design Awardsなど国内外で受賞多数。

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