YANMAR TOKYO HANASAKA SQUARE 米ギャラリー

企業ブランドとその基盤となる“米”の文化を発信

東京・八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」のトータルプロデュース、HANASAKA SQUAREのデザイン監修、ロゴデザイン、アートワークを手掛けた。地下1階から地上2階に渡る商業フロアの中央に「HANASAKA SQUARE」と名付けた3層を貫く吹き抜け空間を提案。吹き抜け空間にダイナミックに展開されているインスタレーションアート「HANASKA THE FUTURE」は、和紙とステンレスで作られた6000枚の桜の花で構成されている。1階の「ヤンマー米ギャラリー」は、日本の食文化である米をテーマに、デジタル技術を活用した体験型ギャラリーで、米作りの歴史と今を学び、未来のカタチについて考えるきっかけを提供する場とした。展示空間の内装材には、稲藁(いねわら)を使用しており、コンテンツだけでなく、空間デザインからもお米の魅力を体感することができる。あらゆるコンテンツや活動がヤンマーの基盤となる価値観「HANASAKA」と「米」をテーマに開発・実施されており、本社ビルをメディアとして捉えた新しいスペースブランディングとして注目を集めている。(佐藤可士和

 

「YANMAR TOKYO HANASAKA SQUARE 米ギャラリー」
所在地:東京都中央区八重洲2-1-1
オープン:2023年1月13日
トータルプロデュース、デザイン監修/佐藤可士和
設計:丹青社 HIRATA DESIGN
床面積:657㎡
Photo:太田拓実

【内外装仕様データ】
床:木貼り(トンカマネーロ材鋸目加工)
壁:壁面アート/チェリー材突き板ピンク染色 SUS.HL.FB
その他:アートワーク/和紙 ポリカーボネート(鏡面)

佐藤可士和
クリエイティブディレクター。ブランドをアイコニックに体現するクリエイションを幅広い領域で展開する日本を代表するクリエイター。代表作にユニクロ、、ふじようちえん、日清食品関西工場など。2021年より京都大学経営管理大学院特命教授を務め、クリエイティブ人材の育成にも尽力している。Red Dot Design Award 2022 BEST OF THE BESTほか多数受賞。文化庁・文化交流使(2016年度)著書「佐藤可士和の超整理術」(日本経済新聞出版社)ほか。2021年には国立新美術館にて「佐藤可士和展」開催し好評を博す。

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