佐賀・富士町の湯治リゾート古湯温泉「ONCRI／おんくり」が主催する「床の間アートコンペ」。その第3回目の受賞作品が発表された。最優秀賞を受賞したのは、写真家・山口創造氏の作品『まろうどの古物を弔う』。廃棄されたカメラのプリズム（石英ガラス）を陶器や金属とともに床の間に配置することで、テーマである「とこのまのこと」を表現した作品。この他、一次予選を通過した入選作品14点の中から、優秀賞4点、一般審査員特別賞1点が選出された。最優秀賞と優秀賞の計5作品はONCRIフロアの客室、ONCRIスイートとジャパニーズ・アトリエの床の間に1年間展示される。

古湯温泉ONCRI 第3回「床の間アートコンペ」審査受賞作品
最優秀賞：「まろうどの古物を弔う」山口創造
優秀賞：「琥珀“蒲公英”」松浦廣樹／「精霊の声」下野友嗣／「いさり火」岡田良太／「整然と並べられた物体の中にうごめくヌメリを帯びた無軌道なものは光を受けて現れた生命のよう」高士顕太郎
一般審査員特別賞：「ある世界への入り口」須藤裕美子
（以上、敬称略）

古湯温泉ONCRI
http://www.oncri.com