SHINONOME Facial Lab

東雲の空に漂うような体験をもたらすグラデーション

「SHINONOME Facial Lab」は、目黒川沿いの別所橋すぐ、東京の中目黒の中でも特に自然を感じられる場所に位置する。ゲストは美しく変化する四季のアプローチをくぐり抜けて、この空間を訪れる。その感情を、段々とくつろぎの時間へ導いていく為に、白からピンクベージュへ、空間単位のカラースキームをグラデーション状に変化させていった。
自然の爽やかさがそのまま連続するかのようなエントランスから歩みを進めると、柔らかなベージュトーンをベースにしたレセプションへと続き、ファブリックアートを介したグラデーションの光が空間全体に広がる事で、東雲の空に入り込んだような感覚をもたらす。滞在時間が長い施術室は、ピンクベージュの空間とし、風に靡き、波打つような光を描くことで揺らぎが生み出し、そこでふわふわと浮かんでいるかのような体験へと誘う。
多くのサロン業態が乱立する昨今において、企業理念やサービスに合わせた空間演出は欠かせないものとなった。至極のサービスとそれに呼応した空間。美を思い描く一人ひとりが、SHINONOMEの世界に漂う。(長谷川裕也/FiG

 

「SHINONOME Facial Lab」
所在地:東京都目黒区上目黒1-18-4 セルジエ5階
オープン:2023年8月
設計:FiG 長谷川裕也
床面積:67.0㎡
施術台数:3台
Photo:Shin Inaba

【内外装仕様データ】
床:長尺シート貼り(サンゲツ
壁:レセプション/PB下地AEP 施術室/骨材入り特殊塗装 洗顔ブース/ミラーシート貼りポリカーボネート仕上げ
天井:PB下地AEP
家具・什器:レセプション/カウンター・オーク材突板貼 チェア、サイドテーブル(ARIAKEmoda en casa) 施術室/メイクカウンター・メラミン化粧板 チェア(カリガリス
その他:ファブリックアート(fab-) 照明器具(Filaments


長谷川裕也/FiG
1994年、大阪府生まれ。京都造形芸術大学環境デザイン学科を卒業後、2015年より株式会社グラマラスに6年間在籍、2021年にFiG(フィグ)設立。インテリア・家具・プロダクトと多岐に渡るデザイン、ディレクションを手掛ける。表層だけに囚われない、本質的なデザインから導き出される遊び心とオリジナリティ、そこから生まれる豊かさをコンセプトとしている。

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