「FLAT TABLE “raftered”」をリデザイン


CIBONEが、2009年にスキーマ建築計画・長坂 常氏との協働で発表したエポキシ樹脂による「FLAT TABLE “raftered”」をリデザイン、新たなカラーバリエーションで復刻した。
このテーブルを生んだ「FLAT-Project」とは、氏が小学生の頃、図工の時間に色の付いた水が、深いと濃い色に見え、浅いと下が透けて見えることに気付いた経験がきっかけとなっている。あるプロジェクトで、顔料を混ぜたエポキシ樹脂をレベル差50mm程の凸凹がある床に流し、深いところは濃くなり浅いところは透明に近づいて色ムラのある床を誕生させた。その後、厚みの異なるLVL材(Laminated Veneer Lumber/単板積層材)の角材を並べて天板に凹凸をつくり、そこにエポキシ樹脂を流すことでボーダー状の模様を浮かび上がらせ、一点一点表情の異なるアートピースとも言うべき「FLAT TABLE “raftered”」が生まれた。
今回、木部制作にはカリモク家具が技術協力を、天板のエポキシ加工はペインターのなかむらしゅうへい氏が仕上げている。

 

 

FLAT TABLE “raftered”
発売日:2022年10月21日
品番/価格/サイズ:
raftered 1700/33万円/W1700×D720×H710mm
raftered 2050/38万5000円/W2050×D720×H710mm
問い合わせ:CIBONE/東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F/(03)6712-5301
営業時間:11:00〜20:00
https://www.cibone.com/news_exhibition/6788/

長坂 常(ながさか・じょう)
スキーマ建築計画代表。1998年東京藝術大学卒業後にスタジオを立ち上げ、現在は北参道にオフィスを構える。家具から建築、そして町づくりまでスケールも様々、そしてジャンルも幅広く、住宅からカフェ、ショップ、ホテル、銭湯などなどを手掛ける。どのサイズにおいても1/1を意識し、素材から探求し設計を行い、国内外で活動の場を広げる。日常にあるもの、既存の環境のなかから新しい視点や価値観を見出し「引き算」「誤用」「知の更新」「見えない開発」「半建築」など独特な考え方を提示し、独自の建築家像を打ち立てる。
〈代表作〉
「Sayama Flat」「HANARE」「FLAT TABLE」「ColoRing」「BLUE BOTTLE COFFEE」「桑原商店」「お米や」「DESCENTE BLANC」「HAY」「東京都現代美術館サイン什器・家具」「武蔵野美術大学16号館」他

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