「2022年ミラノ・デザイン・ウィーク」を振り返る vol.3

〜市内フォーリ・サローネに見るトピックス


3年ぶりに本格開催した「2022年ミラノ・デザイン・ウィーク」。
80年代からミラノ・サローネへ現地視察を行い、

分析を重ねてきた凸版印刷の〈C-lab.〉がデザイントレンドを振り返るレポート。
ミラノ市内で開催されたフォーリサローネのトピックスをレポートしてもらった。

文・C-lab.(凸版印刷)


2022年ミラノ・デザイン・ウィークをC-lab.独自の視点で紐解くレポートの第3弾では、ミラノ市内で開催されたフォーリサローネのトピックスを幾つかご紹介します。

まず印象的だったのは、`80年代に建築やインテリアの世界に多大な影響を及ぼし、近年リバイバルしているポストモダンのデザイン。トリエンナーレ美術館で開催された「Memphis」の回顧展は、カラフルなテラゾーや異素材のコンビネーションなど、最新トレンドにも通じる要素を再発見できる内容でした。

■ Memphis

また、ロロ・ピアーナ・インテリアのミラノ新社屋では、柔らかなカーペットで砂丘の起伏を演出した中庭に、ラファエル・ナヴォによる新作家具を展示。自然にインスパイアされたパームシリーズの魅力をゆったり体感できるインスタレーションでした。

■ ロロ・ピアーナ・インテリア

フォーリサローネ賞を受賞したエルメスの展示は、木組みに和紙を張った光のオブジェや、モダンな幾何学模様、カシミアのテキスタイルなど、“軽やかさ”をテーマにしたプロダクトや構成が秀逸でした。

■ エルメス

一方、IKEAは世界の社会動向を踏まえた“家の未来”をテーマに、日本人を含む多様なペルソナを想定し、各々のストーリーに合わせた空間を提案し、連日賑わいを見せていました。

■ IKEA

アパートメントギャラリーでは、H+Oの共同創設者Elisa Ossino と Josephine Akvama Hoffmeyerが、コロナ禍を経て自然界からインスピレーションを得たアートを展示。自然とのつながりを感じさせる天然素地の色味や質感は、CMFの視点で非常に興味深いものがありました。

■ H+O


C-lab.

凸版印刷 C-lab.(Toppan Creative Laboratory)は、⽣活空間のサーフェースデザインをベースに調査・分析を⾏い、製品開発から空間全体のソリューション提案を⾏うデザインファーム。1980年代より「ミラノ・デザイン・ウィーク」をはじめとする国内外のインテリアデザインのトレンド分析を⾏っています。

https://forest.toppan.co.jp/designtech/clabo.html

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