





世界最高峰のイタリアブランドやオリジナルブランドを取り扱う、インテリアズは、イタリア大理石ブランド「SALVATORI(サルバトーリ)」のショールームを、東京・青山の「エ インテリアズ ボッフィデパドヴァ東京」の3階にオープンした。ミラノを拠点に活躍するインテリアデザイナー、エリザ・オッシノが監修したショールームでは、洗面などの水回りのプロダクトを中心に、壁材、家具、照明、アクセサリーなどが一堂に揃い、バスルーム、キッチン、ダイニング、リビング、ベッドルームとトータルでのインテリア提案がなされている。サルバトーリは、「世界初」の大理石リサイクル製品「リートヴェルデ」を開発し、環境に配慮したデザイン企業として確固たる地位を確立。“プラネット ファースト”を理念に、製品開発のみならず、環境に優しい輸送方法、リサイクル素材のパッケージ採用、プラスチックの削減など、あらゆる側面で地球を最優先する方法を実践している。
「サルバトーリ」ショールーム
所在地:東京都港区南青山4-22-5 エ インテリアズ ボッフィデパドヴァ東京
営業時間:10:30〜19:00
定休日:毎水曜日・日曜日




LIXILは、従来にないカラーバリエーションの「シャワートイレ VA」を2024年4月1日に発売した。同社の「理想のトイレアンケート」の結果では、トイレ本体のインテリア性にこだわり、オシャレで、すごしやすい自分好みの空間にリフォームする層が増加しているという。その一方で、便座交換などの部分的なリフォームの場合は、部屋の印象を大きく変えることが難しい課題がある。そこで、トイレ空間に対するインテリア性のニーズに応え、デザインにこだわり、空間に彩りを添えるアクセントカラーとして、ノーブルブラック、ノーブルグレーとピュアホワイトの3色を便フタに展開。フルカバータイプの便フタは、今までの便座にあった段差やすき間を少なくし、上質な雰囲気を演出。トイレの便座と周辺アイテムを交換するだけで、簡単に自分好みのトイレ空間を実現する。
宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BDは、鎚起銅器の技を継承する玉川堂、板金を手掛ける工芸品ブランド和國商店、そして、隈研吾建築都市設計事務所とのコラボレーションにより、世界で1点だけの伝統作品を制作した。本作品は、玉川堂が打った銅板を、2023年3月15日の宇宙利活用プロジェクトによって打ち上げ、宇宙空間に数カ月間さらした後、地球に帰還した銅板の物性変化を検証するという実験的な試みを行ったもの。宇宙から無事に帰還した銅板4枚を中心に、土台となる部分は和國商店の職人が取り壊された神社の外壁部材(緑青銅板)をリサイクルし製作。そして、その銅板と土台を、隈研吾建築都市設計事務所のデザインにより、宇宙の神秘性を感じさせる美しい作品へと昇華させている。本作品は、2024年3月27日より一般販売が開始されている。


イビケンの内装材建材イビボードアッシュブランドより、エイジングポリッシュの新色3柄が発売された。イビボードH(アッシュ)とは、什器やパーテーション、天板など耐久性を要する場で選ばれている内装材建材イビボードの高意匠ブランド。エイジングポリッシュは、メラミン化粧板に施された表面エンボスの種類名称。その仕上げは、柔らかな凹凸の中にあるグロスとマットの輝度感と、抑揚をおさえ落ち着いた色柄との融合により、木目や金属等、他の素材等との相性も良く、店舗・ホテル・オフィス・住宅を問わず、様々な部位で採用されている。今回、新たに加わった新色相は、石材の力強さ、モルタルの繊細さ、左官のダイナミックさを融合させ、温もりある上品な表情が特徴。
建築物の金属内外装工事などを手がける菊川工業は、新たなラインアップを追加したステンレス仕上げ18種類を「ステンレスサンプル帳」として改訂した。同サンプル帳は、ステンレス仕上げの多様性を視覚的に提示し、多く使用される仕上げや装飾的な研磨仕上げを中心に抜粋して掲載している。今回、新たに基本の研磨をアレンジした仕上げや、カラーステンレスと研磨を組み合わせた仕上げなどが加わり、高級感を演出するステンレス意匠建材の魅力や、多様な研磨仕上げを収録している。



建築家・芦沢啓治氏を中心としたデザイナー有志が、補修道具や木材を集めて提供し、被災地支援活動として市民と共にものづくりができる公共的な場所として誕生した「石巻工房」。被災地支援活動から地域内外で販売し自立した活動へと変化するため、2014年に株式会社化し、国内外のデザイナーと協働、被災を背景にした材料と技術の制約を基本としたアプローチで、シンプルでかつ愛着のわくデザインのプロダクトを生み出している。

輸入建材などを取り扱うインクコーポレーションが、シルバー、ゴールド、ブロンズ色のエレガントな置き型バスタブを発売した。同製品は、曲線が美しいシンプルなデザインと、インパクトのある色がラグジュアリーな雰囲気を演出する。同社ではこの他にも、猫足バスタブや透明のバスタブなど、様々なデザインのバスタブを取り扱う。オンラインショップの他、ショールームで実物を体験することも可能。




「新しい伝統工芸」をコンセプトに、伝統的な素材、技術、意匠を用いた新しい建築・インテリア素材「WAZAI」を取り扱う京都アンプリチュードが、2024年1月にショールーム1階ギャラリーをリニューアルした。この場所では、「工芸の《いまのかたち》」をテーマに多彩な技術を持つ職人、独創的なアイデアや表現によって工芸に新しい価値を吹き込むアーティスト達による工芸アートの作品を展示・販売している。1階は、ギャラリースペースとして、幅4mの超広幅の西陣織の緞帳、壁を覆うダイナミックな竹のアートワーク、多様な織物や染物による空間「生地の森」など、日本の素材や技術の粋が取り込まれている。2階は、マテリアルライブラリーとして、主にホテルや店舗、住宅向けの建築空間向けの素材「WAZAI」を多数アーカイブ。楽焼の装飾タイル、織物・和紙の壁紙などのサンプルも展示されている他、素材を生かした特注家具の製作にも対応する。
フローリングメーカーのイクタは、表情の異なるグレージュの4色を展開した製品「ドゥーシックフローリング」の受注を開始した。表面材は、天然木ツキ板をしっとりとした質感のラスティック塗装で仕上げられたマットな風合いが特徴。暗所対応型の最適化複合光触媒による抗ウイルス、抗菌消臭、VOC低減効果がプラスされている。



建築仕上げ材の製造・販売を手掛けるヤブ原産業が、モルタル・コンクリート床の風合いをそのままに、カラークリアで着色、浸透強化、防塵までできる水性コンクリートステイン塗料「ルーセントカラー」を発売した。この塗料は、下地に発生しているクラック汚れ、色の濃淡などもそのまま仕上がりに現すことができ、全て均一な塗膜となる塗床塗料では表現できないモルタル・コンクリートならではの独特な表情のあるフロアづくりが可能。さらに、左官仕上げと比較して約10分の1のローコスト、コンクリートに塗料するだけの手軽な施工性を実現している。新築、改修共に使用可能で、クリヤーを含む艶消しの全20色を展開し、オプションでノンスリップも可能。キューブ状のモルタルピースに各色塗装した見本サンプルで仕上がりを確認ができる。





サンゲツは、椅子生地の新作見本帳「2024-2028 UP」を発刊した。同見本帳では、150点に及ぶカラーバリエーションと、圧倒的なコストパフォーマンスを両立したビニル製の新商品「カラーレザー」をはじめ、質感や色にこだわった商品を多数収録。ファブリック商品においても、水だけで簡単に手入れできる「アクアクリーン」といった機能性商品のほか、低環境負荷商品も拡充された。そのほか、屋外で使用できる商品も含め、総点数148柄1,130点のラインアップが収録されている。
イトーキが運営する、デザイナー視点で空間事例を解説するデザインギャラリーサイト「ITOKI WORK- Style Design」。同サイトにおいて、イトーキと浜田晶則建築設計事務所が共同設計した「Personal Wellness Clinic MARUNOUCHI(パーソナル ウェルネス クリニック マルノウチ)」の事例が公開された。このクリニックは、ライフデータとメディカルチェックをベースに、心身のコンディションと日常のパフォーマンスを高めることを目的とし、バイタリティと未来を感じられる「Space Odyssey – ウェルネスの宇宙への旅」をコンセプトとした先進的な施設。インテリアデザインは、日常との切り離しを重視し、クリニック内外の境界であるエントランスにおいて、閉鎖的な空間にライン状の光を走らせ、惑星の表土のようなゴム床を採用するなど、ワープ感をイメージさせるような印象的な空間体験を実現している。また、視覚以外の情報にも配慮し、エントランスではメタリックな内装と親和性の高い無機質な音を採用、ロビーでは弦楽器をプラスした心地の良いサウンドデザインを取り入れている。そのほか、宇宙船をイメージした光のラインや、1つの大きな惑星を連想させるシンボリックなライトを設置し、異空間の雰囲気を演出している。



